【TOEICにシャドーイングは効果ある?】TOEIC900点の筆者が徹底解説
TOEICの勉強に『シャドーイング』が効果あると聞いたんだけど?『シャドーイング』ってなに?
『シャドーイング』は英語のスキルアップに非常に効果があるとされている学習法です。
- TOEICの参考書をたくさん読み
- 頻出英単語をたくさん暗記し
- 模擬試験をこなす
これらの基礎的な勉強方法はもちろん重要ですが、TOEICで高得点を獲得するためには、この3つの学習プラス『効率的な学習』が必要です。
そこで『シャドーイング』の出番です。
シャドーイングを理解し、利用することはTOEIC高得点獲得に確実に効果があります。
へ~。そうなんだ。どんな効果があるの?
シャドーイングは、TOEICで必要な『リスニング力』向上に効果があるとされ、それに伴って『リーディングにかかる時間も早くなる』と言われています。
『リスニング』『リーディング』はTOEICの重要なポイントです。
TOEICの高得点獲得を目指す人には、リスニングとリーディングのスコアを確実にあげてくれるというかなり魅力的な学習法ですね。
この記事ではTOEIC900点、現在、翻訳家として英語を仕事としている筆者が『シャドーイング』について詳しく解説していきます。
- シャドーイングとは?
- シャドーイングが効果的な理由
- 具体的な勉強方法
- おすすめシャドーイング教材・学習方法
✓この記事の執筆者と信頼性
✓TOEIC900点、TOEFL 650点
✓ロサンゼルス在住、翻訳家、メディアライター
在米歴17年。英語を使って仕事をしている筆者が経験をもとに解説していきます。 >>>執筆者リスト
- 『出張があって簡単な英語くらいは聞き取れるようになりたい』
- 『仕事でミーティングの際、英語が聞き取れない』
- 『洋画やニュースなどを聴き取れるようになりたい』
というあなた。
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【TOEICにシャドーイングは効果ある?】TOEIC900点の筆者が徹底解説
では、早速『シャドーイング』について詳細を解説していきましょう。
シャドーイングとは?
まず、『シャドーイング』とは具体的になんでしょうか?
世間でも注目されるようになり、シャドーイングという言葉自体を聞いたことがある方は数多くいらっしゃるかも知れません。
しかし、『人気のある英語学習』などと大まかにはわかってはいるものの、
- 実際にはどんな風に進めていく学習法なのか?
- そして、どんな技術でどんな効果があるのか?
までは、詳しく知らない人も多いと思います。
シャドーイングは、「Shadow(シャドウ=影)」が語源となっていて
- 『流れている英語を聞き取りつつ、(影のように)追いかけながら内容を声に出す』
勉強法のことです。
簡単に言えば、「聞いた英語を真似して話す」ことなのですが、中学校の英語授業でやったように、先生が1センテンス読んだ後に生徒がリピートする(繰り返し)という単純な作業ではありません。
シャドーイングはもう少し複雑で「聞いた音源を1~2語遅れて声に出していく」感じです。
そして「この作業を繰り返し行う」というトレーニングになります。
初心者には、ちょっと難易度の高い勉強方法かもしれませんね。
『難易度が高い』と言ってしまうと始める前から怖じ気付いて諦めてしまうかも知れませんが、最初がとても大変な分、習得した後のスキルとしては価値が高く、就職で有利とされているTOEICでも確実に高得点を狙えると言われています。
以前は、通訳者が行う効率的なトレーニング方法として、特に同時通訳の訓練などで使われていました。
その後、効果が注目され始め「聞きながら話す」というシャドーイングの学習法は、一般の英語習得方法としても広く取り入れられるようになりました。
新たに英会話を勉強したいと思っている方には、シャドーイングは最も注目されているトレーニングの一つでもあります。
シャドーイングがTOEICに効果的な理由
最初の項で、シャドーイングは、TOEICで必要な『リスニング力』向上に効果があるとされ、それに伴って『リーディングにかかる時間も早くなる』といいましたね。
その辺を詳しく解説していきます。
リスニングだけでなくリーディングも向上
では、なぜシャドーイングがTOEICに効果的なのでしょうか。
それは『英語をひたすら集中して聞くため、ネイティブの話す速い英会話を聞き取るテクニックを習得できるから」です。
『聞き取れるようになる=リスニング力がアップする』ということですね。
シャドーイングの上級者ともなれば、TOEICのリスニングテストすら簡単に思えるレベルになります。
『ひたすら聞くから、リスニング力が上がる』なんて、ものすごく当たり前な感じだね。
たしかに当たり前な感じかもしれません。
しかし、リスニング力を上げるのはとても大変ですし『こうすれば良い』という勉強法はあまりありません。
やはり、シンプルに
- ひたすら英語を聞いていく
- ひらすら英語に慣れていく
それが大事です。
『こうすれば良い』という体系的な勉強方法がない中、シャドーイングは効果的といわれる勉強法の一つなんですね。
なるほど。そう考えると効果的な気がしてくるね
そして、TOEICにおいてリスニングはとても重要です。
リスニングで『聞き取れる』のと『聞き取れない』のではテスト結果に雲泥の差が出てくるからです。
日本人がよく受験する一般的なTOEICテストは TOEIC L&R TESTと呼ばれ、テスト内容は『リスニング』と『リーディング』で成り立っています。
リスニングテストは990点中495点という配点になります。
うわっ!半分だね!
そういうことです。
リスニングは配点が非常に高いので、聞き取れず解答できないと致命傷となります。
リーディングはともかくとして、日本人はリスニングが非常に弱いですからね。
たしかに。リスニングは訓練しないと無理かもしれない・・・
そうだと思いますよ。
しかも、シャドーイングの良い点はリスニングを強化するだけでなくリーディングにも効果があることなんです。
えっ!?そうなの?なんでリーディングにも効果があるの?
実は、そうなんですよ。
では、なぜ『英語を聞き取り、(影のように)追いかけながら内容を声に出す』どちらかというと『リスニング』『スピーキング』を養う学習法であるシャドーイングが『リーディング』にも効果的なのでしょうか?
それはシャドーイングをする際に使用する『スクリプト(テキスト)』がポイントです。
スクリプトとは『話している(聞き取る)セリフが書いてあるテキスト』のことです。
シャドーイングを始めるとき、最初は難しくて聞き取りすらできないので音源のスクリプトを読みながら行います。
このスクリプトを読みながらシャドーイングを行いトレーニングを重ねると、ネイティブが話す速さでスクリプトを読む(そして話す)ことになるので、自ずと速読力が身につくようになるんですよ。
なるほど。効果がある理屈は分かった気がする
瞬時に理解できる「英語脳」へ
その後、耳が慣れてきてスクリプトを必要なくなったら、目を使わず『耳で聞いたこと』を声に出す作業に移ります。
これは『目で読んだことを声に出す』のとは違った学習効果があります。
『耳で聞いたものを口に出す』ことは直感的な勉強方法とされ、無意識のうちに『音と意味』を結びつけられるようになります。
あっ!それ聞いたことある。耳で聞いたことを日本語に変換せずに英語のまま意味を理解できるようになるってやつじゃない?
そうです。
例えば、簡単な英語でいえば『バッグ』という英語を使うとき、わざわざ頭の中で『バッグ=カバン』と訳したりしませんよね?
それは脳が『英語の音と意味を結び付けている』からですね。
わざわざ、日本語に直してから意味を理解する必要がないわけです。
お~、なるほど。分かりやすい。つまり、簡単な言葉の場合『英語を英語のまま理解してる』ように難しい英語も日本語に訳さずダイレクトに意味を理解できるようになるってことだね
そういうことですね。
こうなることで単語や文法が瞬時に理解できるいわゆる「英語脳」に近づけるのです。
そうなれば必然的にリスニングのスピードもリーディングのスピードも各段に速くなるというわけです。
つまり、TOEIC対策になるということですね。
インプットとアウトプット
英語関連の仕事に携わっている経験上、英語をマスターするには
- 「聞く」「読む」というインプットだけでなく、「話す」「書く」というアウトプットも大切
だと思っています。
耳でインプットした英語を口でアウトプットする作業は、参考書をひたすら読んだり単語を丸暗記したりするよりも、理解力や暗記力が格段に上がると言われています。
また、2つの作業を同時に行うことで集中力がより養われます。
従来の日本の英語教育では、このアウトプットに重点を置かれていません。
音から学ぶ学習方法は正しい発音やイントネーションを身につけるの上でも大変役立ちます。
『英語のアウトプット式の学習法』といえるシャドーイングは、スピーキングにも効果的なので、第二言語を習得する方法として『やって損のない』学習法と言えるでしょうね。
シャドーイングの具体的な学習方法
次に、シャドーイングの具体的な学習方法を解説します。
シャドーイングの教材を手に入れる
最初は難しくて聞き取りすらできないので音源のスクリプトを読みながらトレーニングを行います。
慣れてきたらスクリプトを読まず、耳から聞いた音だけでトレーニングをします。
分からなかったらスクリプトを確認し、さらにトレーニングを重ねます。
これを繰り返し、レベルを上げていきます。理解したら速度を上げていくのも良いでしょう。
以上が簡単な学習の流れです。
最初、慣れるまでは大変なので、耳を慣らす意味でも聞くだけでもいいのです。
しかし、聞いているだけだと退屈になる上、先ほど話したインプットとアウトプットを同時に行う効果が半減します。
なので、聞くだけでなくスクリプトも見ながらシャドーイングを始めるといいでしょう。
まずは『聞く&読む』
そして、そのあと、声に出して真似をすると割と楽しくできると思います。
とはいえ、最初は文字を見ながらでもかなり大変だと思います。
少しずつ慣れてきます。あせらず取り組みましょう。
最初は、とにかく「耳で聞く・目で見る・口に出す」というプロセスが大切ですので、面倒くさがらずやるようにしましょう。
そして、ある程度できるようになったら、文字を見ずに「耳で聞く、口に出す」というやり方へと移行します。
上図でいう③のステップですね。
大切なのは音源を「真似る」ことですが、スクリプトを読むのをやめると、『目で文字を見ていることがいかにシャドーイングの助けになっていたか』に気づかされると思います。
もしかしたら、一気に全くできなくなるかもしれません。
でも、これは皆が通る道なので諦めないでください。
耳だけで英語を理解することは、想像以上に大変なことではありますが、これをマスターすることによって、耳で英語をすぐに理解できる英語脳へと近づいてくれるのです。
最初は大変でも、達成できるたびにやる気が喜びへと変わりシャドーイングすることが楽しくなってきます。
シャドーイングにハマってしまえば、リスニング力がかなり上がっていることは確実で、さらに英語が楽しくなるというサイクルに入ります。
ネイティブ速度のリスニングが理解できていれば、比例してリーディング力も上がっており、長文読解も以前より早くなっているでしょう。
シャドーイングを始める前と後ではテストのスコアもずいぶんと差が出ると思います。
次の項で、自宅で簡単にできるおすすめのシャドーイングの教材などを紹介しますが、おすすめのトレーニング時間は、1日5〜10分くらいです。
音源を聞きながら話すということは、自分の声自体が音源の邪魔になり、かなり集中してトレーニングを行うことになります。
かなり、疲れてしまうはずです。
長時間やる必要はなく、短い時間でいいので、毎日続けることがシャドーイングを成功させる鍵になってきます。
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おすすめシャドーイング教材・学習方法(参考書・アプリ・英語サービス)
日本で普通に生活していた人が、英語を使えるようになるまでどのくらいの期間が必要でしょうか?
実際は、
- ネイティブの早い英語に耳が慣れるまでに半年から1年
- ネイティブとちゃんと話せるようになるまで1年から2年
かかると言われています。
私もアメリカに来たばかりの時は、現地の人が何を言っているか全くわからず、もちろんこちらの言っていることもほとんど通じず本当に苦労しました。
海外に住んで耳が慣れるまで、相手の言っていることが理解できてようやく会話を続けられるようになるまで、本当に1年近くかかりました。
最近は、技術の発達で、日本にいてもネイティブの英語を学べる機会が増えました。
これを使わないのは、本当にもったいないですね。
そこで、この項では初心者が使いやすい、おすすめのシャドーイング教材・学習方法をご紹介します。
Youtubeの無料動画
今はYouTubeという便利なツールがあります。
なんといっても、これが最も手っ取り早く勉強できますね。
いつでもどこでもネイティブの英語を無料で聞けるなんて、当時あったなら私もぜひ活用したかったです。
英語のYouTube動画は需要も高く、その中でもシャドーイングに特化した動画もたくさん配信されているので、この無料動画を使ってトレーニングするのはとても効果的です。
シャドーイング100本ノック!
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とにかく手取り早く100本分のシャドーイングが実践できます。
目標を設定して1本目から順番にやっていけば、ゴールが見えるのでモチベーションにもつながります。
リスニングのスピードは「Slow Speed」と「Natural Speed」の両方が収録されているので、最初はゆっくり聞いて耳を鳴らすことも可能です。
数をこなしたい方にはおすすめなのが、このチャンネルです。
ケンドラ・ランゲージ・スクール
ケンドラ・ランゲージ・スクールは世界各国の英語を勉強する人に向けてたくさんの動画を配信しています。
日本人向けのLearn English for Japanese Speakersという動画もあり、各動画には日本語字幕と日本語音声もついているので、初心者でもチャレンジしやすいです。
リスニングに特化した動画では最初は聞くだけの箇所もあり、シャドーイング トレーニングにも効果的です。
他にも種類が豊富でフレーズ集やTOEICのリスニングに特化したものでもシャドーイングを自分でトレーニングできます。
1つの動画が長いので自分の好みにあったものを何回にも分けて時間をかけて練習することが大切です。
スタディサプリENGLISH
英語に携わる仕事柄、いくつものアプリを試すのですが、スタディサプリはTOEIC対策がされていてシャドーイングなどの学習方法にも力を入れているのでおすすめです。
マイクボタンを押せば、シャドーイングしている声をきちんと聞き取ってくれて、正しい発音とイントネーションを学べるので「聞ける」「話せる」が身につきます。
短い時間でもアプリ上で簡単に取り込めるので、隙間時間を利用して手軽にトレーニングができます。
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Lingo Champ
AIを活用したアプリで知られる「Lingo Champ」にもシャドーイング用に使えるサポート教材があります。
映画・ドラマのシーンが1分程度収録されていて、字幕及び和訳がついてくるので、初心者の方には挑戦しやすいアプリです。
自分のスピーキングを録音してアフレコでそのシーンが見ることができ、またAIが星で評価してくれるので高評価がもらえると嬉しくなってやる気につながります。
シャドーイングは、『聞きながら話す』という高度なテクニックが要求されるので何よりも楽しく学ぶことが大切です。
『オンラインではなく直接レッスンが受けたい』というあなたには、ECC外語学院をおすすめします。
大手ECCなら、教室でもオンラインでもどちらでもレッスンを受講できます。
教室は全国に数多くありますので、公式サイトで確認してみてくださいね。
無料体験レッスンは公式サイトから申し込み可能です!
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最後に
今回は『シャドーイング』についての説明と、さらに『シャドーイングがTOEIC対策に効果があるか』を深掘りして解説してみました。
いかがだったでしょうか?
TOEIC対策をすることは英語学習を行う上でもかなり効果が期待されていて、このシャドーイングというテクニックを学べばTOEIC L & Rの対策にもかなり役立つでしょう。
シャドーイングはリスニング力とリーディング力の両方がスキルアップする上、発音やイントネーションもかなり矯正できるのが人気の理由です。
シャドーイングは毎日、短時間でいいのでコツコツと続けることが大切です。
自分にあった楽しい勉強方法を見つけて、ぜひともTOEIC高得点獲得を狙ってみてください。
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