英語のスピーキング力を効率的に伸ばす勉強法とは?逆に、間違った勉強法とは?
英語のスピーキングに苦手意識を持ってらっしゃる方が多くいらっしゃいます。
様々な勉強法を試しても上達を実感できず、挫折した経験がある人もいるのではないでしょうか。
スピーキング力は闇雲に学習するだけでは伸びません。
あなたの弱点にあわせたトレーニングが最も重要です。
そこで今回は、英語スピーキングの間違った勉強法と、弱点にあわせた効率的な勉強法をご紹介します。
今後の効果的な学習のために、ぜひ最後までご覧ください。
- 英語スピーキング力を効率的に伸ばす勉強法を解説します。
- また、逆に間違った勉強法の例をあわせて紹介します。
✓この記事の筆者と信頼性
✓大手英語コーチングスクールのコーチとして在職中
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留学経験、英語コーチングスクールのコーチとしての経験に基づき英語学習の情報発信をしています。>>>執筆者リスト
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英語スピーキング力向上の間違った勉強法
まずは多くの人がやってしまう「スピーキングの間違った勉強法」をご紹介します。
具体的には次の5点があります。
- 自分の弱点を知らずに勉強を始める
- 単語や文法の学習を後回しにする
- レッスンの数だけを重ねる
- ネイティブのレッスンにこだわる
- 学習時間が十分でない
それぞれ解説します。
自分の弱点を知らずに勉強を始める
すぐにスピーキングの勉強を始める人は失敗します。
スピーキング力を伸ばすには、最初に自分の弱点を把握することが重要です。
例えば次の弱点がある人では、それぞれやるべきことが異なります。
- 単語や文法の基礎力が低い人
- 言いたいことが思いつかない人
- 頭の中で文章を作るスピードが遅い人
闇雲に勉強するのではなく、まずはあなたのスピーキングの弱点を把握しましょう。
単語や文法の学習を後回しにする
基礎的な英語力が低い場合、スピーキングの練習を重ねてもなかなか上達しません。
まずは単語や文法などの基礎を身につけることが必要です。
基礎がない状態で英会話のレッスンを受けると、テキストの音読や、講師の話を聴くだけで終わってしまいます。
このようなレッスンを何度重ねても、スピーキング力が伸びることはありません。
単語や文法、英会話レッスンはそれぞれ次の通りスポーツによく例えられます。
具体的には次の通りです。
英語の学習 | スポーツの例 |
---|---|
単語 | ボールの投げ方などの基本動作 |
文法 | 試合のルール |
英会話レッスン | 練習試合 |
基本動作(単語)やルール(文法)を知らない人が、急に試合(レッスン)に出てもうまくいきません。
まずは目安としてTOEICで450点程度の基礎力を身につけてから、レッスンに挑みましょう。
>>TOEIC400点のレベルは?やばいの?スコアアップできる勉強法を徹底解説
レッスンの数だけを重ねる
レッスンの受講回数だけを重ねている人も、英語学習に失敗しやすい傾向があります。
受講回数も大切ですが、予習と復習をしなければ成長は限られてしまいます。
一つ前の「単語や文法の学習を後回しにする」でお伝えした通り、英会話レッスンは練習試合の場です。
上達するには試合を繰り返すだけでなく、事前の練習や試合後の振り返りが欠かせません。
効率的にスピーキング力を伸ばすために、レッスンの予習と復習をおこないましょう。
ネイティブのレッスンにこだわる
「教室型の英会話スクール」や「オンライン英会話」を受講する際、ネイティブのレッスンにこだわる方がいらっしゃいます。
しかし、ネイティブのレッスンを受けることが、必ずしも効果的な勉強法とは限りません。
特に初心者には日本人バイリンガル講師のほうが、英語の理解が深まることも多くあります。
それぞれのメリットとデメリットや、向いている人は以下の通りです。
ネイティブ講師 | 日本人バイリンガル講師 | |
---|---|---|
メリット | ネイティブ特有の言い回しや発音が学べる | わからない点を日本語も交えて解説してもらえる |
デメリット | レッスンをすべて英語で理解しなければならない | 講師によっては英語力にばらつきがある (ただし中級以上のレベルはある) |
向いている人 | 中級者から上級者 | 初心者から中級者 |
わからないことを英語で質問する自信がない人は、まずは日本人講師のレッスンから受けましょう。
>>日本人講師のレッスンを受講できるオンライン英会話おすすめ6社
学習時間が十分でない
スピーキング力の伸びを実感できない人には、学習時間が不十分なケースがあります。
短期間で伸ばすためには、1日1時間は学習が必要です。
- オンライン英会話(約30分)
- 予習と復習(各10分)
- 単語と文法(各5分)
初心者の場合まずはこれらの学習を3ヶ月間、続けてみましょう。
スピーキング力が伸びるだけでなく、学習が習慣になり継続がしやすくなりますよ。
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英語スピーキング力を伸ばすために、まず自分の課題を見つけよう
前項で「スピーキングの間違った勉強法」を紹介しました。
それでは逆に「どのように英語スピーキングの勉強をおこなえば良い」のでしょうか?
効率的に伸ばすために「自分自身のどの部分に課題があるか」を把握することが重要です。
課題を見つけるために、スピーキング時に頭の中で「どのようなプロセスを踏んでいるか」論理的に考えていくと分かりやすいです。
第二言語習得理論に基づくと、次の3つのプロセスに分かれています。
第二言語習得理論とは、人が効率的に第二言語を身につけるプロセスを研究している学問のことです。
- 概念化:言いたいことを頭の中で漠然とイメージする
- 文章化:知っている単語や文法を組み合わせて頭の中で文章を作る
- 音声化:文章を声に出して発する
前述のとおり、効率的な学習のためには、あなたが「どのプロセスに課題があるか」を把握することがポイントです。
言葉が難しく分かりづらいですよね。
ここからは、プロセス毎に課題がある人の特徴を例を挙げて1つずつ詳しく解説していきます。
概念化に課題がある人の特徴
「概念化」なんて言葉が難しいですね。
「概念化」を簡単にいうと、
- これから言葉にして伝えようとしているコトが「どういう事か」「どういう物か」を頭の中でイメージすることです。
概念化に課題がある人は、伝えたい言葉を複雑に考えてしまう特徴があります。
言いたいことが難しすぎるために、英語でどう言えばいいのかわからず言葉に詰まってしまいます。
概念化のポイントは「シンプルな表現への言い換え」です。
例えばトナカイ(reindeer)と言いたい人がその英単語を知らなくとも、次のように言い換えることができます。
The animals with Santa Clause. (サンタクロースと一緒にいる動物)
このように別のシンプルな表現に言い換えることで、伝えられる表現が大幅に広がります。
文章化に課題がある人の特徴
「文章化」はそのままですね。
- これから言葉にして伝えようとしているコトを頭の中で文章にすることです。
文章化に課題がある人の特徴は以下の2通りです。
- 頭の中で文章の作成に時間がかかる
- 単語や文法の基礎知識が少ない
文章化に課題がある人の多くは、文章を作るスピードが遅いことがあります。
円滑なコミュニケーションのためには文章化のスピードが重要ですが、慣れるまでは時間がかかります。
また基礎知識がなければ、相手に意図が伝わる文章は作れません。
文章化がスムーズにいかない人の大部分の理由は、シンプルに「基礎知識不足」のことが多いです。
単語や文法の勉強を強化して、話すための基礎を作りましょう。
「基礎を作る」ではふんわりしていて分かりづらいですよね。
目安としては、まずはTOEICで450点程度の基礎を身につけことを目標にしてはどうでしょうか。
そのうえでスピーキングに挑戦するとスムーズに伸ばせるはずです。
>>TOEIC400点のレベルは?やばいの?スコアアップできる勉強法を徹底解説
音声化に課題がある人の特徴
「音声化」は、その言葉のままですね。
- 頭の中で文章化した内容を言葉にしてアウトプットすることです。
音声化に課題がある人の特徴は「音声化に課題があると思っている」ことが多いです。
なぞかけのようですね……。
つまり、
- 「自分の発音が正しくないのではないか?」
- 「こんな発音じゃ、伝わらないのじゃないか?」
と考えている人が多いということです。
ネイティブの”かっこいい発音”に憧れる人もいますが、音声化のトレーニングの優先順位は下げましょう。
英語を話す人口の約8割は、英語が母国語ではないノンネイティブです。
インド人やシンガポール人など発音が特徴的な人も、相手と円滑なコミュニケーションができています。
この中で発音をきれいにすることよりも、自分の意思を正確に伝えられるスキルのほうが重要です。
音声化の強化に時間を使うよりも、概念化や文章化のトレーニングを優先することがポイントです。
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「概念化」「文章化」「音声化」各プロセス別スピーキング勉強法
前項であなた自身のどの部分に課題があるかふんわりと分かったと思います。
次に、この項では「各プロセスごとにどのような勉強を行えばよいか」具体的な勉強法をご紹介します。
概念化の勉強法
概念化を強化するためには、「1分間スピーチ」や「オンライン英会話」が効果的です。
「1分間スピーチ」の具体的な勉強法は次の通りです。
- テーマを決める(自分のことなど話しやすいテーマが好ましい)
- 録音をしながら話す
- ”言葉に詰まって話せなかった”内容を日本語で書く
- ③をシンプルな表現に言い換える(以下の表をご参考)
概念化に課題がある人の特徴で述べた通り、概念化のポイントは「シンプルな表現への言い換え」です。
次のような表を作成すると、話せなかった言葉を言い換える練習ができます。
話せなかった言葉(日本語) | 言い換え後のシンプルな表現例 | シンプルな表現例の意訳 |
---|---|---|
トナカイ | The animal with Santa Clause. | サンタクロースと一緒にいる動物 |
近視 | I can’t see far away. | 遠くが見えない |
転職活動中 | I’m looking for a job. | 仕事を探している |
つじつまが合わない | It’s not logical. | 論理的ではない |
こだわりがない | Anything is fine. | なんでもいい |
「1分間スピーチ」で勉強したら、次に、オンライン英会話を利用して対人で試してみましょう。
そして、レッスンやスピーチの中で、自分が「うまく表現できなかった言葉」を振り返り、シンプルに言い換える練習をしましょう。
文章化の勉強法
文章化の効果的な勉強法に「瞬間英作文」があります。
瞬間英作文とは和文を読んで英訳するトレーニングで、単語や文法を組み合わせるスピードを上げることができます。
基礎知識はあるものの英会話に慣れていない人の最初の学習法として、よく使われています。
具体的な勉強法は次の通りです。
- 和文を読んで瞬時に英訳する(声に出す)
- 模範解答と大きな相違がなければ次の文章に進む
- 間違えた文章は模範解答の単語や文法を理解し、3~5回音読する
これだけだと分かりづらいので参考書を紹介します。
この『どんどん話すための瞬間英作文トレーニング(ベレ出版)』が内容もやさしく、おすすめです。
上で紹介した書籍版とスマホアプリ版の両方があるので、勉強しやすいほうを選びましょう。
一方で基礎力が低く、模範解答を読んでも理解ができない場合は、瞬間英作文よりも先に単語や文法のインプット学習が必要です。
ここで紹介した英単語・英文法の参考書はメジャーなものですが、自分に合うものを書店などで1つピックアップしてじっくり取り組んでみましょう。
音声化の勉強法
音声化の勉強法として、「発音矯正スクール」や「シャドーイング」などの方法があります。
発音矯正スクールとは、トレーナーから発音のポイントや口の開け方、舌の動きなどを学べるスクールです。
発音矯正スクールについては、以下の記事で詳しく解説しています。
>>英語発音矯正スクールおすすめ8選。英語の発音を最短で上手くするなら利用しよう!
また、本来、シャドーイングはリスニング力を強化するトレーニングですが、ネイティブの発音を繰り返し真似することで、発音がきれいになる効果もあります。
シャドーイングについての詳しい勉強法は、以下の記事で解説しているので参考にしてみてください。
>>【TOEICにシャドーイングは効果ある?】TOEIC900点の筆者が徹底解説
ただし、音声化に課題がある人の特徴でも述べた通り、音声化の学習の優先順位は高くありません。
スムーズな発信ができるようになった後で、音声化のトレーニングに取り組みましょう。
効率的にスピーキング力を伸ばす方法
前項で、各プロセス別の勉強法をご紹介しましたが、重要なのは「自分がどのプロセスに課題があるのか」を把握することです。
例えば文章化に課題がある人が、概念化や音声化のトレーニングをおこなっても効果は限られてしまいます。
本気でスピーキング力を上げていきたいならば、多少費用が掛かってもプロの意見を聞き、環境を整えて勉強に取り組んだほうが効率的です。
そこで効率的に英語のスピーキング力を伸ばすための学習法を3点ご紹介します。
それぞれのメリットやデメリットは以下の通りです。
メリット | デメリット | |
---|---|---|
英語コーチング | ・自分の課題が明確になる ・具体的な学習法と学習時間の目安がわかる ・コーチが伴走してくれて最後まで学習をやり切れる | ・ほかのサービスと比べて費用が高い ・日々の学習がハード |
オンライン英会話 | ・日本人講師に学習相談ができる ・概念化のトレーニングができる | ・オンラインレッスン以外の学習が少ない |
英会話スクール | ・カウンセラーに学習相談ができる ・講師がネイティブのため音声化のトレーニングにもなる | ・レッスン以外の学習が少ない |
各サービスにメリット・デメリットがありますが、短期間で最も効率的に伸ばすなら、英語コーチングがおすすめです。
コストが月額15万円程度と高く、日々2~3時間の学習が必要な一方で
- 専属コーチによる弱点分析と具体的な解決策の提案
- 短期間で目標達成するための毎日の学習フォロー
- 受講者の進捗にあわせた学習計画の再設計
これらのサポートがつくため、確実な成果が得られます。
またコーチングの中には「ENGLISH COMPANY」や「STRAIL」のように、「弱点分析と解決策の提案」を無料カウンセリングで実施してくれるスクールもあります。
オンラインでも無料で受けられるので、気軽に参加しても今後の学習の参考になりますよ。
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第二言語習得研究の知見のあるプロトレーナーによる診断結果です。
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そのほかにも、おすすめの英語コーチングスクールを以下の記事でご紹介しています。
気になるスクールがあれば、比較のために無料カウンセリングに参加してみてはいかがでしょうか。
最後に
この記事では、英語スピーキングの間違った勉強法と、弱点にあわせた効率的な勉強法をご紹介しました。
スピーキングに苦手意識がある人のほとんどは、「やり方が間違っている」か「勉強法が自分にあっていない」のどちらかです。
効率的なスピーキングの伸ばし方は以下の3つの手順があります。
- 自分の弱点を分析する
- 弱点に対する効果的な学習法を把握する
- 毎日コツコツ積み上げる
これらを実行するには英語コーチングスクールの活用が最もおすすめです。
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「費用が高いからちょっと難しいかも……」
と躊躇されたら、とりあえず無料カウンセリングに参加してみてください。
前述の通り「ENGLISH COMPANY」や「STRAIL」のように、「弱点分析と解決策の提案」を無料カウンセリングで実施してくれるスクールもあります。
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あなたにあった最適な勉強法がわかり、自信をもって英語学習に取り組めるようになりますので、ぜひ利用してみてください。
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自分の英語力を把握してから勉強を始めましょう
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