英検1級ってすごいの?レベルは?合格のためのおすすめの勉強法を徹底解説
英検1級ってすごいの?どのくらいのレベル?
合格率や取得するメリットが知りたい。
英検1級に合格するための勉強法や、おすすめの参考書が知りたい。
英検1級の難易度が高いことは想像がつきますが、具体的にどのようなレベルなのか気になりますよね。
この記事では、英検1級のレベルや勉強法をついて紹介します。
- スピーキングの練習相手がいないんだけど、どうしたらいい?
- 英検1級を目指しているけど、独学で合格できるか不安
このような方のために、英検1級対策ができるオンライン英会話や英語コーチングも紹介していきます。
- 英検1級のレベル・合格率など
- 分野別のおすすめ勉強法・参考書
- 英検1級の対策ができるオンライン英会話・英語コーチング
✓この記事の筆者と信頼性
✓LA留学経験あり
✓TOEIC 910点
✓メディアライター
留学経験、英会話・TOEICの学習経験に基づき英語学習の情報発信をしています。>>>執筆者リスト
英検1級とは?日程や合格率などの基本情報
英検1級とは、どのような試験なのでしょうか?
まず、英検1級の日程や合格率など基本情報を解説していきます。
日程と合格率
英検1級の試験は年3回おこなわれます。
大まかな日程を以下の表にまとめましたが、詳しい日程は変わる可能性があるので確認が必要です。
一次試験 | 二次試験 | |
---|---|---|
第1回 | 5月後半~6月前半 | 7月 |
第2回 | 9月後半~10月前半 | 11月 |
第3回 | 1月半ば~1月後半 | 2月 |
英検1級に合格するには70%程度の正答率が必要で、合格率は以下の通りです。
- 一次試験:10%前後
- 二次試験:66%前後
合格率から見ても、難易度の高い試験であることが分かります。
一次試験と二次試験の試験内容
一次試験では、リーディングやリスニング、ライティングのテストがおこなわれます。
一次試験に合格すると、二次試験の受験資格が得られて、スピーキングテストがおこなわれます。
科目 | 出題内容 |
---|---|
リーティング | ・短文や長文で適切な語句・文章を選ぶ問題 ・長文読解 |
リスニング | ・会話やアナウンス、インタビューなどが流れ、内容や説明文に合う答えを選ぶ問題 |
ライティング | ・特定のトピックについての意見を論述 |
スピーキング | ・自由会話 ・5つのテーマから1つ選択してスピーチ ・スピーチに関する質問に答える |
学校や職場などの日常的なシーンから、ニュースや社会問題などのアカデミックな内容まで、幅広く出題されます。
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英検1級のレベルとは?取得するメリットや合格に必要な勉強時間
「英検1級はすごい」と言われますが、実際、英検1級のレベルとはどのようなものなのでしょうか?
英検1級に合格すると、さまざまなメリットがあるので、あわせて解説していきます。
英検1級のレベルとすごさ
英検1級は「大学上級程度」のレベルになり、さまざまな場面において、英語を使い問題なくコミュニケーションが取れるレベルとされています。
英検1級の合格に必要な単語数は、10,000語~15,000語ほどで、アカデミックな話題も十分理解できるレベルです。
TOEIC900点の場合、10,000語以上なので、TOEIC900点を取るよりも難しいといえるでしょう。
TOEFLスコアだと90点〜99点に相当し、ハーバード大学(100点)やイェール大学(100点)、スタンフォード大学(100点)のような難関大学の出願条件に近いレベルです。
>>TOEIC900点以上取るための勉強法!おすすめ教材とポイントを徹底解説
取得するメリット
英検1級を取得すると、以下のようなメリットがあります。
- 大学受験で優遇される
- 大学の単位として認定されることがある
- 通訳案内士試験で英語テストが免除される
- 教員採用試験の英語加点または免除になる
大学入試で英検1級が使える大学には、以下のようなところがあります。
- 国公立:一橋大学、広島大学など
- 私立:早稲田大学、法政大学、関西外国語大学など
ほかにも『英語外部検定利用入試』を導入している大学は数多くあります。
別記事で詳しく解説していますので、ご興味があればチェックしてみてください。
また、推薦の面接では、一定以上の英語力がある証明に加えて、目標に向かって努力できるというアピールもできます。
高校生のうちに取得しておけば、大学受験で有利なことに加えて、大学に入ってからも単位が認定される可能性があります。
将来、通訳案内士や教員になりたい方にも、英検1級の取得はおすすめです。
そのほか、英検1級に合格すると大きな達成感を得られ、精神面でもメリットがあります。
英検1級に合格するために必要な勉強時間
英検は、公式で公開されている勉強時間の目安がありません。
そのため、現在の英語力によって、必要な勉強時間が異なります。
- 準1級から目指す:しっかり英検1級用の対策をすれば、十分合格の可能性はある
- 3級程度から目指す:時間はかかるが、積み上げていくことで合格する可能性がある
準1級をすでに取得している場合、英語の基礎は問題ありません。
準1級での単語や熟語を完璧にしつつ、1級用の勉強をすることで合格に近づくでしょう。
3級程度から目指す場合、いきなり1級の勉強を始めても、挫折する可能性があります。
そのため、準2級から順番に取得していくと、自信をつけながら勉強を続けられるでしょう。
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英検1級に合格するための勉強法を徹底解説
英検1級の難易度はとても高く、十分な勉強時間と正しい対策が必要です。
英検1級に合格するための勉強法を、6つのポイントでまとめました。
- 語彙力がカギ!英検1級用の単語帳で対策
- 基本的に過去問で対策
- リーディング:新聞を取り入れて読解力をつける
- リスニング:聞きながらメモを取ることに慣れる
- ライティング:幅広いテーマに対応できるよう練習
- スピーキング:引き出しを増やしつつ話す習慣をつける
1つ1つ解説していきます。
語彙力がカギ!英検1級用の単語帳で対策
英検1級は難しい単語が多く登場し、単語の知識が問われる問題も難関となっています。
準1級と比べても、単語数が2倍近く増えていることが特徴です。
- 準1級:約7,500〜9,000語
- 1級:約12,000〜15,000語
そのため、語彙力を鍛えることが合格への近道になります。
1級用の単語帳を1冊決め、何度も繰り返し勉強して、定着させていくようにしましょう。
以下の写真は私の単語帳です。(準1級用ですが…)
こんな感じで何度も繰り返し勉強しましょう。
基本的に過去問で対策
英検1級は過去問を繰り返し解き、問題形式に慣れていきましょう。
過去問は問題集のほか、公式サイトでも最新試験の過去問が公開されているので、活用がおすすめです。
過去問を解くときは、
- 筆記試験:100分
- リスニング:約30分
このように、本番と同じ制限時間で取り組んでいきましょう。
本番と同じ制限時間にすることで、ペースを掴む練習になります。
リーディング:新聞を取り入れて読解力をつける
リーディングは過去問や問題集での演習に加え、新聞を取り入れて、読解力をつけることがおすすめです。
英検1級のリーディングは新聞記事や歴史、政治から出題されることが多くあります。
英字新聞を読むことで、英検1級で出題されやすいトピックに触れられますし、生きた英語も学べます。
『The New York Times』や『Gurdian』など、興味のある新聞を読んでみましょう。
リーディングパートを攻略するには、精読(細かい所までよく注意して読むこと)が大切です。
わからない文章を見つけた場合、文法から文章の構造を分析し、正確に理解していきます。
分からなかった原因を特定していくことで、どんな文章も読めるようになっていきます。
リーディングのテクニックとして重要なのが、メリハリをつけて読むことです。
- 問題に関係のある文章:じっくり正確に理解していく
- 直接関係のない文章:ざっくり読みだいたいの意味をとらえる
このように読むことで、解答スピードを上げられます。
リスニング:聞きながらメモを取ることに慣れる
英検1級のリスニングは、英語を聞きながら必要な情報をメモすることに慣れましょう。
パート4では3分間のインタビューを聞き、問題に答えていきますが、メモを取る必要があります。
必要な情報を聞き逃さないようにするために、日ごろからメモを取りながら聞く練習をしましょう。
略語や記号を使うことで素早くメモができ、大切な部分を聞き逃すことがありません。
メモで使いやすい略語や記号は、以下の通りです。
- 「increase / decrease」=「↑ / ↓」
- 「For example」=「e.g」
- 「with / without」=「w/ / w/o」
そのほかにも、さまざまな記号や略語があるので、自分がわかりやすくメモを取れる範囲で活用すると良いでしょう。
リスニング力をさらに鍛えるなら、BBCやCNNなどのニュースを聞くことがおすすめです。
>>英語の略語一覧!ビジネスやSNS、友達同士などで使える表現を一挙紹介
ライティング:幅広いテーマに対応できるよう練習
ライティングは政治や社会問題などについて、意見を述べる必要があり、さまざまなテーマに対応できるように練習することが大切です。
ライティングはとにかく慣れが必要なので、毎日練習しておきましょう。
英検準1級と同じように、型を元に書いていきます。
- 導入(Introduction):自分の意見を述べる
- 本文(Main body):理由を2点述べる(根拠や具体例も含めて説明)
- 結論(Conclusion):自分の意見を再度主張する
書いたエッセイはプロの講師に見せると、言葉選びや構成などのフィードバックがもらえて、より早く上達を目指せます。
スピーキング:引き出しを増やしつつ話す習慣をつける
スピーキングはその場の対応力も求められるので、話題の引き出しを増やしつつ、話す習慣をつけましょう。
スピーキングでは2分間のスピーチがあり、テーマは社会問題や時事問題などさまざまです。
英語は話さないでいると発音がしにくくなったり、適切な表現が出てこなくなったりします。
そのため、英語を話すことを習慣化し、すぐに話せる状態にしておくことが大切です。
スピーキング対策は問題集のほかに、日ごろからニュースをチェックして、自分の意見をまとめる練習がおすすめです。
スピーチの構成はライティングと同じように、意見→理由→例→結論を意識しましょう。
スピーキングは自己採点が難しいので、オンライン英会話やコーチングでフィードバックをもらうことがおすすめです。
自分の発音のクセや話の構成、表現など、さまざまな項目から採点してもらうことで上達していけます。
英検1級の対策におすすめの参考書6選
英検1級は専用の参考書で、問題を多くこなすことが合格への近道です。
英検1級の対策におすすめの参考書を6つ紹介します。
- 出る順で最短合格! 英検1級単熟語 EX
- 2023年度版 英検1級 過去6回全問題集
- 英検1級長文読解問題120
- 英検1級リスニング問題150
- 英検1級最短合格!英作文問題完全制覇
- 英検1級面接大特訓
出る順で最短合格! 英検1級単熟語 EX
『出る順で最短合格! 英検1級単熟語 EX』は、ジャパンタイムズがまとめている単語帳です。
ジャパンタイムズの英検の参考書は、情報量が多く質が良いことで評判です。
過去24回の試験問題から、2,800以上の単語や熟語を出る順にピックアップしています。
単語の例文もあり、単語の使い方も理解しやすくなっているため、迷ったらこの単語帳がおすすめです。
2023年度版 英検1級 過去6回全問題集
英検1級に合格するには、過去問を解くことが大切なので、持っておきたい1冊です。
『2023年度版 英検1級 過去6回全問題集』で最初のレベルチェックをおこない、以後は定期的に解いて問題形式に慣れましょう。
試験直前は過去問を中心に勉強し、試験本番に向けて最後の仕上げをおこないます。
英検1級長文読解問題120
『英検1級長文読解問題120』は、過去問とオリジナル問題を収録した問題集です。
長文読解は単語や文法でつまずく箇所がなければ、ひたすら問題を解いていきましょう。
そうすることで、読むスピードと精度が上がっていきます。
『英検1級長文読解問題120』は、難易度の低い問題から挑戦でき、徐々にレベルが上がっていく構成になっています。
そのため、自信をつけながら進めていけることが特徴です。
英検1級リスニング問題150
『英検1級リスニング問題150』は、本番と同じレベルの問題が収録されている問題集です。
リスニングは音声のペースで問題が進んでいくため、解答ペースも合わせる必要があります。
『英検1級リスニング問題150』を使うことで、決められた時間の中で、問題を解く力を鍛えられます。
英検1級最短合格!英作文問題完全制覇
『英検1級最短合格!英作文問題完全制覇』は、国際問題やビジネスなど、幅広いテーマで練習できます。
それぞれのテーマで、肯定の模範解答と否定の模範解答が提示されているため、参考にしやすいことが特徴です。
そのほか、エッセイにふさわしい表現や、それぞれのテーマで使いやすい表現も学べます。
『英検1級最短合格!英作文問題完全制覇』の解答にある単語や表現は難しすぎないので、覚えやすくてすぐ使える点がメリットです。
英検1級面接大特訓
『英検1級面接大特訓』は例文やテンプレートが学べて、すぐに使える実践的な参考書です。
解答を丸暗記して、試験に活かすことも可能でしょう。
スピーキングテストでは英語のイントネーションも、採点項目に入っています。
『英検1級面接大特訓』はCDがついているため、シャドーイング練習ができることも特徴です。
英検1級の対策ができるオンライン英会話・英語コーチング
オンライン英会話や英語コーチングサービスは多くありますが、英検1級対策ができるところは限られています。
英検1級対策ができるオンライン英会話やコーチングを2社紹介します。
- オンライン英会話『ENC/GNA』
- English company大学受験部
オンライン英会話『ENC/GNA』
料金(一例) | 【4技能強化英検合格特訓コース】 月8回:月額9,800円 月20回:月額19,900円 【英検合格サポートコース】 月8回:月額7,900円 月20回:月額12,900円 |
レッスン数 | 月8回、月20回 |
講師 | フィリピン人 |
無料体験 | あり |
受講方法 | 独自システム |
支払い方法 | 口座振込、クレジットカード、自動口座振替 |
- 手ごろな価格で対策ができる
- 4技能強化できるコースあり
オンライン英会話『ENC/GNA』を利用すれば、月額9,800円から英検1級対策ができます。
月8回コースか月20回コースから選択でき、
- 普段の試験勉強:月8回コース
- 試験直前:月20回コース
- 集中的に対策をしたい:月20回コース
このように希望に合わせて、プランを使い分けられます。
3週間先まで予約が可能で、スケジュールを立てやすいことがメリットです。
対策は4技能すべてに対応しており、総合的に対策をしたい方から苦手分野の克服をしたい方まで、幅広くおすすめできます。
\『ENC/GNA』の無料体験はこちら/
>>【英検対策なら!オンライン英会話『ENC/GNA』】評判・特徴を徹底解説
English company大学受験部
料金例 | 45分間×48コマ 3ヵ月コース(週2回)=396,000円 (12分割の場合月々35,200円) 6ヵ月コース(週1回)=419,000円 (12分割の場合月々37,125円) |
入会金 | 55,000円 |
指導対象 | 中学~高校生・既卒生 |
指導内容 | コーチング |
講師 | プロトレーナー |
専用教材 | オリジナル教材・市販教材 |
教室 | 東京・銀座、大阪・梅田 |
オンライン受講 | あり |
- 個人に合わせたプランで勉強できる
- 各種割引制度があり始めやすい
English company大学受験部は、個人のレベルに合わせた学習プランを作成し、最短で目標達成ができるようにサポートします。
レッスン以外の時間は、課題が細かく決められていて、勉強だけに集中できます。
日々の勉強はアプリで管理をし、勉強量が一目で分かるようになっているため、モチベーションの維持がしやすいことも特徴です。
English company大学受験部は、複数の割引を用意しており、紹介や他の塾からの移籍などで適用されます。
分割払いにも対応していて、英語コーチングサービスを始めやすい仕組みが整っています。
コーチのサポートを受けながら、効率良く勉強したい方におすすめです。
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最後に
この記事では、英検1級のレベルや勉強法について解説しました。
英検1級は単語や熟語のレベルが非常に高く、覚える量も多いため、難易度が高くなっています。
ただ、単語をはじめ各分野の対策をしっかりとすれば、合格の可能性を上げられます。
英検1級はやっぱり難しそう。
独学は不安だな。
このような方はオンライン英会話やコーチングを検討してみてください。
英検1級合格に向けて、勉強を頑張っていきましょう!
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