アメリカ英語とイギリス英語の違いとは?覚えておきたい3つのこと
「サッカー」って英語だと「soccer」なの?それとも「football」なの?どっちが正解?
疑問に思いますよね。
実は両方とも正解なんです。
英語学習をしているとこんな風に「学校で習ったのと違う?」と、とまどってしまうことがありますよね。
うん。そうなんだよね。
なんで、こんな風に同じ意味で2つの呼び方が存在するの?
それは、英語には
- アメリカ英語
- イギリス英語
の2種類があるからです。
そうなの?知らなかった。「soccer」はどっち?
「soccer」はアメリカ英語です。
「football」はイギリス英語で、どちらも「サッカー」という意味では正解です。
一般的に日本人になじみがあるのは「soccer」の方ですよね。
アメリカ英語とイギリス英語には、これ以外にも多くの「違う表現」があります。
100%覚える必要はありませんが、知らないと英語学習でちょっと無駄な時間を使ってしまうかもしれませんね。
そこで今回は『アメリカ英語とイギリス英語の違い』を
- 発音
- スペル
- 単語
に3つにわけてくわしく解説していきます。
「どんな人にどちらがおすすめか」も、紹介しますのでこの先の英語学習の参考にしてください。
- アメリカ英語とイギリス英語の違いとは?
✓この記事の筆者と信頼性
✓英検 2級
✓カナダ・ニュージーランド留学経験あり
✓メディアライター
複数のオンライン英会話受講経験あり。
その中でも『ネイティブキャンプ』=半年、『kimini』=1年以上受講 >>>執筆者リスト
重要『アメリカ英語とイギリス英語に違いがあること』を知っておくこと
そもそも、なんでアメリカ英語とイギリス英語なんかがあるんだろう?
英語は、文字通りイギリス(英)から誕生した言語ですよね。
それが海を渡ってアメリカにも広まったのですが、その後、アメリカで少しずつ変化していきました。
それがアメリカ英語になったわけですね。
もともとはイギリスの言語であったにもかかわらず、今ではイギリス英語よりもアメリカ英語を話す人口の方が多いといわれています。
そうなんだ。日本の場合、アメリカ英語とイギリス英語どちらが使われているの?
日本の義務教育で教わる英語は「アメリカ英語」です。
ほとんどの日本人がアメリカ英語に親しんでいるので、大人になって英語学習する際も「アメリカ英語」のほうが学習しやすいといえるでしょう。
でも、学校では「アメリカ英語」と「イギリス英語」の違いを教えてもらえませんよね。
それが原因で、大人になって英語学習に取り組もうと思った際に、なんとなくで「イギリス英語」を選んでしまうと義務教育で習った英語と別物になってしまい混乱の元になりがちです。
個人的には、日本人が英語学習でつまずきやすい原因の1つと考えています。
せめてアメリカ英語とイギリス英語に違いがあることを知っていれば、混乱を最小限におさえることができますよね。
なるほど。聞いておいてよかった。
素朴な疑問なんだけど、イギリス人にアメリカ英語は通じないの?
いえいえ、そんなことはありません。
文法は同じなので、ちゃんと通じます。
わたしはイギリス英語を話す「ニュージーランド」や「オーストラリア」で留学やボランティアの経験がありますが、わたしの「アメリカ英語」でも通じないということはありませんでした。
わたしの場合、自分でも気づかないうちに「イギリス英語」も混じっているかもしれませんが「英語は通じていればオッケー」と思うタイプなので気にしてません。
加えて「ニュージーランド」や「オーストラリア」には、それぞれなまりがあり
- 「キウイ(ニュージーランドの国鳥)イングリッシュ」や
- 「オージーイングリッシュ」なんて
呼ばれているんです。
なので、
- 喋るうえでは「アメリカ英語」でも「イギリス英語」でも、もしくは私のような「MIX英語」でも通じます。
- しかし、学習をするうえでは違いを知っておいた方がいい。
そんな感じです。
なるほど。通じるけど、勉強する上では違いを知っておくことが大事ってことだね。
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アメリカ英語とイギリス英語の違い
まずは『アメリカ英語とイギリス英語にどのような違いがあるのか』ザックリと確認しておきましょう。
細かく言うと、数多くの違い(国ごとの口癖など)があるのですが、初心者が必ず抑えておきたいポイントは3つです。
- 発音
- スペル
- 単語
それぞれみていきましょう。
1.発音の違い
まず、抑えておきたいのは『発音の違い』です。
- 「イギリス英語」はかっこいい
- 「イギリス英語」の発音は日本人にも発音しやすい
と聞いたことがある人もいるかもしれません。
そうなんだ?例えばどんな?
そうですね。
よく登場する例としては「水」を意味する「ウォーター」でしょうか?
ちょっと分かりやすいように無理やりカタカナで書かせてもらうと
- イギリス英語:ウォーター
- アメリカ英語:ワラー
って感じです。
イギリス英語では「T」の発音をしっかりとする傾向があります。
あー、だから日本人にもマネしやすいんだ!
そうですね。対して「アメリカ英語」は「R」のサウンドが強く、「T」はほとんど発音しません。
あの舌の動きが難しいやつね。
そうです。
「R」の発音に苦労する日本人は多いですよね。
あくまで個人的な印象なのですが
- 「イギリス英語」は歯切れがよく
- 「アメリカ英語」はスルスルとなめらか
そんな感じです。
2.スペルの違い
続いてはスペルの違いについて。
「アメリカ英語」と「イギリス英語」のスペルの違いについては実は7種類程存在するのですが、全て紹介してしまうと初心者には逆にわかりずらく混乱してしまう可能性もあるので、ここでは
これは知っておくといい
という代表的な2つを紹介します。
留学・海外ボランティア中にもよく目にした一般的なものばかりです。
-erとre
まずわたしが「ニュージーランド」や「オーストラリア」の街なかで一番よく目にしたのはこの「-er」と「-re」の違いです。
たとえば
- 「映画館」
-
- アメリカ英語:「theater」
- イギリス英語:「theatre」
- 「中心」
-
- アメリカ英語:「center」
- イギリス英語:「centre」
のような感じで末尾が変化します。
昔、「アメリカ英語」と「イギリス英語」の違いを意識していなかったわたしは、これらの単語を街で見かけたときに
「あれ?わたし、ずっと間違えておぼえていたのかな?」
なんて能天気なことを考えたりしてました。
上記の2つ以外にも、
単語 | アメリカ英語 | イギリス英語 |
---|---|---|
リットル | liter | litre |
メーター | meter | metre |
繊維(ファイバー) | fiber | fibre |
などがあります。
ここでは挙げませんが他にもあるかもしれませんね。
-orとour
続いては「-or」と「our」です。
たとえば
- 「色」
-
- アメリカ英語:「color」
- イギリス英語:「colour」
- 「味」
-
- アメリカ英語:「flavor」
- イギリス英語:「flavour」
などが代表的です。
結構、印象が違うね。
違いを知らなくて先生に指摘されたらちょっとパニックになるかもね。
知らないと、ちょっと混乱しますよね。
上記の2つ以外にも、
単語 | アメリカ英語 | イギリス英語 |
---|---|---|
ユーモア | humor | humour |
態度 | behavior | behaviour |
港 | harbor | harbour |
などがあります。
どれも知らずに出くわすと「あれ?なんか違う?」と混乱してしまうので注意してくださいね。
3.単語の違い
最後は『単語の違い』についてです。
『スペルの違い』ではなく、根本的に『単語が違う』ケースですね。
これも知らないでいるとちょっと混乱してしまうかもしれません。
冒頭で紹介した「soccer」以外にも
日本語 | アメリカ英語 | イギリス英語 |
---|---|---|
エレベーター | elevator | lift |
1階 | first floor | grand floor |
フライドポテト | french Fries | chips |
アパート | apartment | flat |
など数多く存在します。
混乱してしまいますよね。
こんなに違いがあるとは・・・
違いがあることを「知っている」のと「知らない」のとでは確実に違いますよね。
是非、この機会に覚えておきましょう。
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アメリカ英語・イギリス英語との付き合い方
違いはよく分かったんだけど、具体的にはどう考えればいいというか・・・どちらを選んで勉強すればいいの?
そうですね。
『どちらが良い』と一概には言えないのですが、英語初心者の方は、義務教育の記憶が残っていると思うので、よっぽど「イギリス英語」にこだわりがない場合には「アメリカ英語」で学習することをおすすめします。
ある程度話せるようになってきたら、イギリス英語もちょっと調べてみる。
それくらいの気持ちでいいと思います。
もしも、あなたが、
- イギリス
- ニュージーランド
- オーストラリア
などの国に将来行くことが確実であれば、はじめから「イギリス英語」にしぼるのもいいかもしれませんね。
しかし、先ほどお伝えしたように
それらの国で「アメリカ英語」だと伝わらないなんてことはない
ので安心してください。
最後に
この記事では『アメリカ英語とイギリス英語の違い』を3つのポイントにしぼって解説しました。
結構、違いが数多くあってビックリしたよ
そうですね。
結構、違いがありますよね。
でも、冒頭でもお話したように英語を学習する前に全てを覚える必要はなく、
とりあえず英語には「アメリカ英語」と「イギリス英語」が存在していて
おもに
- 発音
- スペル
- 単語
の違いがあるんだ
ということを知っているだけでも充分だと思います。
映画や動画で英語を学習するなかで、
「あれ?なんか違うぞ?」
と思ったら、それは「アメリカ英語」と「イギリス英語」の違いかもしれません。
その事を知っていればパニックにならず冷静に調べることができますね。
ちなみにオンライン英会話で大活躍のフィリピン人講師の英語はアメリカ英語寄りだといわれていますよ。
オンライン英会話を受講する際にも、そのあたりを参考にしてみてください。
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