【英語を学べるゲーム7選】子供といっしょに楽しみながら英語を学ぼう
小学生の子供に英語を学ばせたいけど、なかなか興味を持ってくれない。英語を好きになってくれる勉強方法は、なにかないかな?
そんな悩みをもつ保護者の皆さんはとても多いのではないでしょうか。
小学校でも英語が必修になり、英語学習への関心もますます高まっていますしね。
とはいえ
英会話を習わせるのは敷居が高い
続くかどうか分からないのに、英語学習教室に通わせるのは費用がもったいない
と二の足を踏んでいるあなた。
まずは、『英語を使ったゲームでお子さんの興味を持たせる』というのはいかがでしょうか?
今回は、ロサンゼルス在住、在米歴17年、翻訳家として普段から英語を使って仕事をしている筆者が経験をもとに解説していきます。
- 子供といっしょに楽しみながら学べる英語を使ったゲーム7選
✓この記事の執筆者と信頼性
✓TOEIC900点、TOEFL 650点
✓ロサンゼルス在住、翻訳家、メディアライター
在米歴17年。英語を使って仕事をしている筆者が経験をもとに解説していきます。 >>>執筆者リスト
【英語を学べるゲーム7選】子供といっしょに楽しみながら英語を学ぼう
今回はあえて、我が子たちを含めアメリカの子どもたちが、普段から使っているゲームを紹介していきます。
(日本で広く知られているものはできるだけ省き、実際、ネイティブで使われているモノをご紹介していきます)
Stack Up :スタックアップ (対象年齢:3歳から)
スピナーを回して12個のブロックをプレイヤーみんなで協力して積み上げていくゲームです。
アメリカでは英語の勉強というよりは、小さい子の『バランス感覚や指先も含めた運動スキルを養う』もしくは『数を覚える練習』のためのゲームです。
しかし、このゲームにはチャレンジカードが入っていて、そのカード1枚ずつチャレンジする内容が書かれています。
チャレンジカードには、例えば『eye』『hand』『face』『foot』といった体のパーツを使った動作や、『数を数える』など、簡単な英語の勉強になる内容が書かれているので、日本の子供達にとっては英語を楽しく学ぶことができるゲームになるでしょう。
身体を動かすことで脳が刺激され、記憶力向上の効果が高まるとも言われています。
動きながらできるこのゲームは、幼児や小学生低学年くらいの子の英語学習には最適です。
いくつかチャレンジカードの例を挙げると、こんな感じです。
- Players place one hand behind their backs.
(片手を後ろにして積み上げる) - Players roar like a dinosaur.
(恐竜の声を真似する) - Players cover one eye.
(片目を隠す) - Players stand on one foot.
片足で立つ - Players count down from 10.
(数を10からカウントダウンする) - Players make a funny face
(面白い顔をする)
慣れてきたらアレンジして『Count up to 100(100まで数えて)』などと難易度を上げていったり、他の動きを追加したりしても楽しいですよ。
何と言っても面白い顔をしたり、変なポーズをしたり、このチャレンジ自体が子供は盛り上がるうえ、片手だけでブロックを積んでいったり、親指だけを使ったりと「できるかなー?できたー!」という自信にもつながります。
ブロックの色もわざと分けられているので、色を表す単語の勉強にもなり、すべて英語で会話すれば、楽しくそして効果的に英語の学習ができるでしょう。
早く積み上げないとスマッカーという悪者にブロックを壊されてしまうので、そのドキドキ感もおもしろいですよ。
とにかく、最初はゲーム感覚で楽しく単語を覚えて、英語に触れさせるのことが大切なのでとてもおすすめです。
ビンゴ
ビンゴは日本でも馴染みのあるゲームだと思いますが、アメリカではそれぞれの年齢を対象としたバラエティに富んだたくさんのビンゴゲームがあります。
Rhyming Bingo:ライミングビンゴゲーム(対象年齢:4歳から)
アメリカの英語教育では、基礎としてRhyme(韻を踏む)はとても重要とされています。
そのため、Rhymingを勉強する教材もたくさん出ていて、ビンゴゲームも人気のひとつです。
子供の頃から韻を勉強することは、正しい発音につながり、単語を見て正確に読めることはリーディングスキルにも役立つため、このゲームは大活躍します。
日本の英会話教室でも韻を踏む練習を見かけるので、ビンゴを使って楽しく自宅でも親子で練習してみてはいかがでしょうか。
Sight Words Bingo Games:サイトワードビンゴゲーム (対象年齢:5歳から)
アメリカの学校では学年毎にSight words(サイトワード)というものがあります。
- 「学年ごとに必ず覚えなければいけない英単語=その学年ならパッと見て理解できる単語」
のことです。
例えば、日本でいうと漢字のようなものでしょうかね。
Sight words(サイトワード)は小学校に入るキンダーガーデン(日本の幼稚園年長)から学ぶので、年齢やレベルに合わせたサイトワードのビンゴゲームが役立ちます。
学校の授業でも取り入れられていて、子供が楽しく英単語を学ぶ便利なツールです。
Parts of Speech Bingo:品詞ビンゴゲーム (対象年齢:9歳から)
年齢に合わせてだんだん難しくなってきますが、ゲーム感覚で8つの品詞(名詞、動詞、形容詞など)を理解するのに役立ち、文章内での品詞の使い方などが学べます。
リーディングスキルを含めた英語力の向上に役立つので、子供に限らず、大人でも勉強になりそうな便利なビンゴゲームです。
そのほかにも、Prefix(接頭辞:unlockのun)とsuffix(接尾辞:workerのer) のビンゴなどビンゴ関連の教材は種類が豊富で、たくさんの英単語に触れることができますよ。
Scrabble Junior Game:スクラブルジュニア (対象年齢:5歳から)
『スクラブル』は、世界中で人気のあるボードゲームです。
遊び感覚で語彙力を強化することができます。
ルールもシンプルで手持ちのタイルを使ってボードの上に単語を作っていきます。
英語のレベルに合わせて辞書を使っても大丈夫ですが、オリジナルのスクラブルは対象年齢が12歳以上と結構難しいので、小学生でも簡単に遊べる子供向けのスクラブルとして、ジュニアバージョンがおすすめです。
YouTubeにスクラブル分かりやすい説明があったので紹介しておきます。
スクラブルは楽しく子供の語彙力を伸ばせるとしてアメリカでも人気があり、教育の一環として長年愛用されています。
小学生の子供がもっと気軽に楽しめるように、多くのゲーム要素を組み込んだのがこのスクラブルジュニアです。
ボードには単語のスペルがすでにヒントとして書かれているので、初めてスクラブルをする子供におすすめです。
スクラブルのオリジナルにはない4色のキャラクターがコマとなり、スタート地点から始まり、単語を作り上げたらマスを進みます。
自分の色の単語を揃えることができたら更にポイントアップなど、子供が喜びそうなルールもあります。
ボードの裏側はオリジナルのスクラブルのようにヒントも何もないマス目になっているので、成長に合わせてレベルアップすることができますよ。
Bananagrams:バナナグラム(対象年齢:7歳から)
スクラブルにも似ていますが、バナナグラムはクロスワードゲームです。
すべてのアルファベットタイルを使えるので、スクラブルよりも単語が作りやすく、たくさんスペルができるようになります。
語彙力があればあるほど単語がたくさん作ることができるので、子供たちの学習意欲にもつながります。
家族や友人とみんなで順番に単語を作っていくのも楽しいほか、1人でも楽しめるゲームなので、英単語のスペルを覚えるのにもタイルを使うなど手先を使いながらゲーム感覚で暗記できます。
スクラブル同様、YouTubeにバナナグラムの分かりやすい遊び方の動画があったので紹介しておきます。
Headbanz:ヘッドバンズ (対象年齢:7歳から)
頭に巻くヘッドバンドにカードをつけて、他のプレーヤーに質問しながら、自分の頭に持っているカードが何なのかを当てていくゲームです。
もちろんすべて英語で質問していくので、ゲーム感覚で楽しく英語を学べます。
質問のサンプルもきちんと入っているので、慣れるまでは質問カードを見ながらどんどん質問していけるのが嬉しいです。
- Am I a food? (食べ物ですか)
- Am I sweet? (私は甘いですか)
- Do you have to cook me? (私を調理する必要がありますか)
- Am I a thing?(物ですか)
- Do you use me everyday? (私を毎日使いますか)
- Do I make noise? (私は音を出しますか)
- Am I an animal?(動物ですか)
- Can I fly? (私は飛べますか)
- Am I bigger than refrigerator? (私は冷蔵庫よりも大きいですか)
質問されたら、YesかNoでしか答えられないルールですが、英語の語彙力をアップさせるには思いつく単語でどんどん答えていくやり方もおすすめです。
みんなで頭にお揃いのヘッドバンドを巻いているのもかわいいですよ!家族や友人で楽しい時間になること間違いなしです。
フォニックス
アメリカの現地の小学校では、フォニックス ( Phonics ) と呼ばれるやり方で、英単語をどう読むかを教わります。
「アルファベットと音の関係」を一つずつ学んでいくことで、初めて見た英単語でも正しく発音できるようになり、耳で聞いた英語を正しくスペルできるようになるという後の授業でも必要不可欠となる英語学習方法です。
フォニックスのボードゲームも出ているので、現地の子供達のようにアルファベットと音の関係を学んでみるのも楽しく学べるツールのひとつです。
CVC Spelling Board Game: CVCスペリングボードゲーム (対象年齢:6歳から)
最初の音(Initial Sound)・中間の音(Medial Sound)・最後の音(Final Sound)に焦点を当てたボードに分かれていて、アルファベットの載っているスピナーをまわしてフォニックスのルールに従ってその単語を発音していくというゲームです。
スタート地点から順番にコマを進めていきます。
例えば「f○x」のところで、fは「フ」、xは「クス」、ルーレットをまわしてoが出たら「オ」が入るので、それぞれの音を組み合わせて「フォックス」と発音するのです。
フォニックスに関する動画はYouTubeでもたくさんあがっているので、正しい発音を確認しながらゲームを進めていくのも楽しいと思います。
*わかりやすくするため、フォニックスの音はカタカナ表記にしています。実際の音はYouTubeなどを参考にしてみてください。
Jack Hartmann Kids Music Channel
この動画は実際に我が子の小学校でも使われています。
映像は若干?古い感じはするのですが、子供達の耳に残りやすい心地よい声と音楽だなと感じます。
THE GAME OF LIFE:人生ゲーム(対象年齢:8歳から)
ある程度、語彙力がついてきて会話も少しずつできるようになってきたら、人生ゲームの英語版で英語を使ってプレイするのも家族の楽しい時間になります。
チャンスカードなどに出てくる英単語は不動産用語や経済用語もあるので少し難しいかもしれませんが、それも勉強です。
結婚したり子供が産まれたりと、いろいろな人生を楽しむことができます。
ミッションには歌を歌ったり、ジョークを言ったりと日本の人生ゲームとはまた違ったアメリカならではの要素も詰まっているので、家族で時間を忘れるほど盛り上がってみてはいかがでしょうか。
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最後に
今回は、子供といっしょに楽しみながら学べる英語を使ったゲームを7つご紹介しました。
家族団らんを大事にするアメリカでは、種類も豊富で選ぶのも大変なくらい多くのゲームがあります。
対象年齢は実際の年齢というよりもリーディングスキルとして参考にして、子供の英語レベルに合わせて選んでみるといいと思います。
とにかく遊び感覚で楽しく英語を学び、家族みんなで遊んでコミュニケーションの向上にも役立ちます。
『今日もみんなでやりたい!』と思えれば、英語学習への興味や意欲にもつながるでしょう。
今回紹介した楽しいツールをどんどん活用して、子供が自ら学びたいと思えるよう英語学習の環境を整えてみてはいかがでしょうか。
もちろん子供だけでなく親の私たちも楽しく学んでいけるとイイですね!
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